“香り”に助けられた!フランスのロックダウン生活
フランスでは55日間も続いた外出制限がようやく解除になりました。日本よりはるかに厳格な内容でしたが、次第に私たちは工夫しながらおうち時間を楽しむように。今回は、パリに暮らす美容のプロたちが実践していた“おこもり美容”のアイテムをご紹介します!
2020年06月04日更新
記事の目次
[1]自分の美容に向き合えたロックダウン
フランスでは3月17日に新型肺炎のためのロックダウン(外出制限)が開始となりました。
驚いたのは、フランス政府の決定から実行までのスピードの速さ。
さらに、日本よりはるかに厳しいルールが定められ、フランスに暮らす私たちは「従う」という選択肢しか残されていなかったのです。
生活に必要な買い物(スーパー、薬局、ガソリンスタンドなど)以外、基本的に外出は禁止。さらに違反者には最低135ユーロ(約1万6千円)もの罰金が科せられるというもの。
街から人は消え、全員が自宅にこもることに。
当初はかなりストレスを感じたものの、次第に私たちは“おうち時間”のコツを掴み始めました。
自分磨きの期間と捉えて時間を有効活用したり、家にいる時間が増えたからこそひらめいた快適な空間作り。
そして私たちはフランスらしい香りのアイテムに癒され、心がほぐれていったのです。
さて、パリは芸術の街として有名ですが、同時に美意識の高い街でもあります。パリに暮らす美容のプロがこの時期に愛用していたものとは?
人に会う機会が減ったにも関わらず、スペシャルなケアを欠かさない素敵なパリジェンヌたち。
“キレイを育むマル秘テク”の数々を、 一挙ご紹介したいと思います!
[2]香りも素敵!とっておきの“おこもり美容”アイテム
パリ在住/エステティシャンの場合
・『veleda(ヴェレダ)』の「arnica(アルニカ)」
『veleda(ヴェレダ)』の「arnica(アルニカ)」は、浸透力に優れていて、香りも豊かなマッサージオイル。
「アルニカ」はキク科の薬草で、筋肉をほぐす役割があるのだとか。
在宅が続き、筋肉のコリや足のむくみも普段より頻発してしまいますよね。筋トレとセットで足のマッサージを欠かさず続けていたそうです!
寝る前、夜にしっかりとセルライト除去対策をしたいですね。何より、セルフケアは継続が大事♪ 彼女のように続けることが美肌の秘訣です。
・『fresh(フレッシュ)』のボディローション
『fresh(フレッシュ)』のボディローションは保湿力も高く、優秀です。
ロックダウン中の4月は少し汗ばむ気温が続いたパリ。『fresh(フレッシュ)』のシトラスフルーツの香りは、そんな暑い夜でもすっきり、さわやかな気持ちで過ごせたそうです。
これからの季節、日本でも活躍しそうですね♪
まさにスキンケアのプロ、エステティシャンである彼女の美意識の高さがうかがえる2つのアイテムでした。
パリ在住/美容師の場合
実は、多くのロックダウン経験者にとって“髪の悩み”はつきものでした。というのも、多くのショップとともに美容院もクローズ。
誰とも会わない、とはいえ、ストレスなどにより痛んだ地毛をケアできないことが余計にストレスになったりしていました。
そんな時期に“髪のスペシャリスト”であるパリの美容師さんが実際に使っていたのが、こちらのアイテムです。
・『BALMAIN(バルマン)』のヘアローション
世界中で大人気のブランド『BALMAIN(バルマン)』。実はヘアケアアイテムが登場しているんです。
ブリーチをしているという彼女は、『BALMAIN(バルマン)』の紫色のローションで黄色味を落ちつけるのだそう。
出典 instagram.com/p/BbrJSLuHSfJ/
公式インスタグラムも存在し、現在は約80万人ものフォロワーを抱え世界中から注目されています。
大人気のへアパフュームをはじめ、美髪ケアに最適なアイテムが勢ぞろい。お部屋にひとつは置きたくなるデザインも素敵ですね。
・『イソップ』のボディケアアイテム
『Aesop.(イソップ)』は、世界中で愛用者の多い自然派スキンケアブランド。
オーストラリアの厳選された素材を惜しみなく使い、肌と環境に優しい製品を生み出しています。
保湿力もさることながら、『Aesop.(イソップ)』の香りには抜群の癒し効果がありますよね。
それは、もともと肌や髪への効果を考えて選ばれた天然香料の組み合わせによってもたらされたもの。
自然由来の『Aesop.(イソップ)』の豊かな香りは、厳しいロックダウン下でも大活躍でした!
パリ在住/バレエ講師の場合
・『HUYGENS(ホイヘンス)』のバブルバス
パリジェンヌ御用達のビオコスメブランド『HUYGENS(ホイヘンス)』。
優しい香りで人気の『HUYGENS(ホイヘンス)』のバスグッズには定評があります。
パリではロックダウンの直前まで大規模な交通ストライキが続いていました。
歩き疲れた足を癒してくれたのは、ゆっくりと湯船につかる時間。このバスグッズのアイテムが引き続きロックダウン中も役に立ったそう♪
きめ細やかな泡が気持ちよく、お肌トラブルを防いでくれます。
・親子で楽しむ香水タイム♡
二人の娘さんをパリで育てながらバレエのレッスンをこなしている彼女は、なんと香水を家族で楽しんでいたそう!
娘さんたちは香水をつけると喜ぶそうで、お風呂上りにパジャマにシュッとひと吹き。早くもパリジェンヌの頭角を現している様子ですね♡
素敵な香水のコレクションラインナップですが、特に『レペット』の香水は中学生くらいの女の子でも使用できる可愛らしい香り。
この期間中に香りに目覚めたティーンも多いのでは?と推測しています♪
身体を動かすことが本業の彼女が実践していたのは、ただキレイになるだけじゃなく、楽しみながら&幸せな気分に浸りながらお手入れをするという、素晴らしいものでした。
[3]私の不安を取り除いてくれたのはこの香り
長引くロックダウン生活ですから、全く不安がないわけではありません。
私はよく“寝香水”を使用していました!
不安な夜、私の心を落ち着かせてくれた香水が『santa maria novella(サンタ・マリア・ノヴェッラ)』の「ジャスミン」。
『santa maria novella(サンタ・マリア・ノヴェッラ)』の「ジャスミン」はオーデコロンの部類なのですが、濃厚な香りが持続します。
華やかなフローラル系の香水とは全く異なり、抽出された“アロマ精油”のような濃密さがあります。
ジャスミンの香りには、ストレス、不安感、気分の落ち込み、倦怠感、月経痛、更年期障害などを和らげる効果があると言われています。
実は私は、ジャスミンの効能を念頭に置いていたわけではありませんでした。
香水コレクションのなかから何気なく手に取っていたのが『santa maria novella(サンタ・マリア・ノヴェッラ)』の「ジャスミン」だったのです。
この時期に無意識に好んでいたのが『santa maria novella(サンタ・マリア・ノヴェッラ)』の「ジャスミン」だったことにハッとしたのと、改めて“香りの効能”の素晴らしさに気づきました!
[4]おうち時間はぜひ“お気に入りの香り”とともに
フランスでは5月11日に外出制限が解除となりましたが、今後は各個人がしっかりと気を付けなければなりません。
ますます“おうち時間”が増えていくと思うので、大好きな香りとともに過ごせれば最高ですね♪
また、普段のスキンケアを見直したり、スペシャルケアの時間をつくったりして、美容と向き合うのに最適な時間とも言えます。
フランス発の“香り情報”が、少しでもみなさまの参考になれば嬉しいです♪